松井農場物語

初めに農場ありき・・・

1991年初秋、松井味噌三代目は大陸に渡りました。広大な中国満州平野の中、豊かな実りをつける大地に立ち、人民たちの自然のままに穀物を栽培し育てる姿に接し共に生活を始めました。農場をひらき家を建て、そして小さな工場がはじまりでした。

自然のままに、有機農法、土の力を信じ、米や豆を育て、自然塩を使って天然蔵へ、寝かす良い原料、安心できる原料で美味しい味噌を創りたい、そんな気持ちから始まった工場です。促成醸法にたよらず伝統的手法によって作られ古式醸法味噌は少なくとも6ヶ月以上の時を経て、永い眠りから目を醒まします。厳しい自然、清冽なる水に育まれた味噌が豊かな香りを放ち始めた時、皆様の元へとお届けしていきたいと思っております。